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7月16日 今月の雑感
私は、結構近所の本屋(地元最大のあのお店です)に出没し、雑誌や本を立ち読みすることが多いのですが、先日立ち読みした「SAPIO」誌の「ゴーマニズム宣言」に、気になる一節を見つけました。
作者の小林よしのり氏は、漫画の欄外にコメントを書くという形で、最近の出来事について意見を表明する形式を採っておられます。原稿完成~雑誌発売までの間の出来事に対応するための工夫なのだと思いますが、その欄外コメントの中に、
「勝敗よりも真実だ!」
という言葉がありました。まったく、そのとおりであると思います。そもそも、選挙で問える民意というものは、神の審判でもなんでもないわけです。実際、去年「政権交代」といって鳩山さんを総理にした「民意」は、約10ヶ月でひっくり返ってしまいました。
「民意」というものは、選挙のたびに変わります。つまり「民意」の持つ「正しさ」というのは、最長でも、参議院選挙が行われる3年間のあいだしか続かないわけです。実際には、このあいだに衆院選が入るので、実質的には「民意」の持続期間は1年がいいところでしょう。
諸外国から「何でそんなに選挙が多いのか」「リーダーがコロコロ変わる」と言われることが多い我が日本国では、なおさらその傾向が強いといえます。下手をすると、「民意」の正しさが数ヶ月しか続かない可能性もあるのです。しかもその「民意」は、マスコミがちょっと煽ればどんな方向にでも向く性質のものです。
そのコロコロ変わる「民意」というものに対して、あれこれと気をもみ、結果に右往左往するのは、政治家として、いかにも馬鹿げていると思うわけであります。「国民の声を聞く」と称して、有権者に媚びた政策を打ち出さないと、選挙に勝てないという事情もありましょう。短期的にはそれでいいかもしれません。しかし、長期的に見た場合、有権者に媚びた、場当たり的政策ばかり繰り返していた事がばれてしまったとき、一体どうなるのかということです。昨年の衆院選で大敗した自民党のようになってしまうのではないでしょうか?
幸福実現党は、基本的に有権者に媚びないし、手加減をしないので、おそらく「怖い所だ」と思われていると思います。「格差是正」は間違いだ、と、有権者に厳しく聞こえることを言っていますし、「減税路線で景気回復」という、世界でもあまり前例のない政策を打ち出しているので「理解不能なことを言っている」というイメージがあるかもしれません。
しかし、これらは間違いなく真実です。
政治家にとって大切なこととは「選挙の勝ち負け」ではなく「国民の幸福」であるはずです。そうであるならば「増税で福祉を充実」とか「格差の是正」とか「所得の再配分」などという、砂糖菓子のような甘い言葉で、国民をたぶらかすべきではないと思うのです。これら三つはすべて、国力の衰退につながる考え方です。断じて、受け入れるわけにはいきません。
国民の幸福実現のために「これが真実だ」と思えば、例え選挙で不利になろうとも主張し続けるべきです。他の党のほとんどすべての政治家には、この姿勢がありません。選挙で負けるからといって、国防問題を論じなかったのは一体誰であったのか?マスコミの「財政を健全化せよ」という圧力に屈し「財政健全化の為に増税すべし」と言ったのは一体誰であったのか?国民に媚びる政治家は一体誰なのか?心ある国民の皆様には、良く覚えておいていただきたいと思います。
最初の話に戻りますが、冒頭でご紹介した小林よしのり氏は、別のところで「消費税を増税して、福祉に回すなら賛成だ」と書いておられます。はっきり言って間違っていますが、現在、たちあがれ日本の平沼氏をはじめ「保守政治家」と呼ばれる方のほとんどが、この考え方を採っているので、影響されるのも無理はないと思います。いつか間違いに気づき、訂正してくださると信じます。
最近、特に経済面において「保守政治家の社会主義化」が進行しているように思えてなりません。先般、島根県松江市に田母神俊雄氏が講演にいらっしゃったときも「株主ばかり儲かるのはよくない」という趣旨の発言をはじめ、資本主義を敵視するようなご発言が目立ったことが気にかかります。
「自由主義」というとすぐに「自由放任」という風に極端な解釈をされる方が多いのですが、本当の自由主義というのはそういうものではありません。この話は長くなりそうなので、またの機会にしたいと思いますが、「自由」や「格差」を必要以上に敵視する現在の風潮は、良いものとは思えません。
世間がどう思おうとも、真実は真実です。しばらくの間、我が党にとって厳しい時期が続くと思いますが、がんばるしかありません。共に頑張ってまいりましょう。
それでは、また。

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